【続】WolfPrince1
「ただの弱虫だけどね。
あたし…妊娠が怖いの。
ほら、昔の彼との間に出来た子を私流産したでしょ。
それからかな。
お腹の中に子供がいるっていう事を感じたくないの。
だって…1度流産したら。
子供はできにくい。
また流産しやすい。
もう…誰も殺したくないっっ!!」
ずっと見て来た。
優加の苦しそうな姿を、私は傍で見て来た。
優加は私と姉妹のようだ。
優加のお母さんは早くに亡くなっていて、今はお父さんと2人暮らし。
幼い時に母の死を体験している優加にとって。
“死”はとても苦しい一言。