七日間ゲーム
用を足し、手を洗うため、水道の蛇口をひねった。
手を洗い、水を止め、ハンカチで手を拭いた。
そして芽依は目の前にあるミラーにフッと向かい合った。
顔に涙のあとがうっすらと付いている。
芽依はため息をついた。
そして何気なく、制服にいつも入っている櫛を取り出し、髪の毛を整えた。
フッと外を見ると暗くなり、公園には街灯が付き始めていた。
「ヤバ、もう真っ暗だ。帰らなきゃ…」
と櫛をしまい、外に出ようとした。
その時………