夢幻の姫君

異変と決意

結局あの日は怒られることもなく、隼人の部屋は仕事部屋になった。
 母には手をだされなかったことを残念に思い、父はホッとしていた。
残念に思うな母。

そりゃ私もちょっと残念―――
 いやっ そんなこと全然ない!
……はず……

学校生活は うん。隼人たちのに対する嫉妬の視線になれ、どうでも良くなり、ののも仲良くなった。

………なぜか、和哉も絡むようになったが。
 そのせいで、視線は増えた。

我慢ならなくて「どうしてくれんだ、てめぇ」と和哉に言ったら「俺のせい?!」と言われた。
 そうだろう普通に考えて。

あのお札をもらった後、夢を見ることが多くなった。寝不足にならないと思っていたら、内容を思い出すことが出来ない。
 何かが分かりそうなのに―――

そんな毎日に、異変が起きた

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