悲しみの連鎖
「確かにそうだが…今の生活を壊したくないんだ!今が幸せなんだよ!」
「そんなこと聞いてないのよ!面倒をみろって言ってんの」
「お金に余裕がない…」
「そんなのお互い様でしょ?昔っからそう、どうしてそんなにはっきりとしないの?私そういうところが嫌だった」
「……」
「私ははっきり言う。邪魔なの、いらないの。面倒なんてみたくないの!自分のしたいことをしたいんだよ」
「何てことを…可愛くないのか?子供だぞ?」
「可愛い?そんなふうに思う感情…あったっけ?今は全く思えない。邪魔にしか」