悲しみの連鎖
−第四章− 〜再出発〜


私達の

新しい家

綺麗でも

広くも

ちっともないけれど

二人だけの

帰ってくる場所


真紀は積極的に

家事を手伝ってくれた

私は

真紀に甘えることにした

私が一人で

全てしてしまうと

真紀を苦しめてしまうから
自分は必要ない

お荷物だと

せめてしまうから

「何か手伝うことない?」
「?ないよ!座って待ってて、もうすぐできるから」
「…わかった…」

可愛くて仕方なかった

だから全てしてあげたくて
たまらなかった

それがいけないなんて…



< 22 / 104 >

この作品をシェア

pagetop