悲しみの連鎖
−第四章− 〜再出発〜
私達の
新しい家
綺麗でも
広くも
ちっともないけれど
二人だけの
帰ってくる場所
真紀は積極的に
家事を手伝ってくれた
私は
真紀に甘えることにした
私が一人で
全てしてしまうと
真紀を苦しめてしまうから
自分は必要ない
お荷物だと
せめてしまうから
「何か手伝うことない?」
「?ないよ!座って待ってて、もうすぐできるから」
「…わかった…」
可愛くて仕方なかった
だから全てしてあげたくて
たまらなかった
それがいけないなんて…