悲しみの連鎖


「私はなんなのよ…私は好きだったのに…大好きなお姉ちゃんにまで嘘つかれて…一人だけ何も知らないでバカみたいに笑ってて」

ボカ、ボカ

「なんとか言ったらどうなの?何で何も言わないの?何か言ってよ…」

「気の済むまで、心に蓄まった思いを俺にぶつけてくれ、俺が全部受けとめる」

「そんなの…少しぐらいで気が晴れるわけないじゃない!許せるわけ…ないじゃない!」

「いくらでも付き合う。何時間でも何日でも、真紀ちゃんの気が済むまで」
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