逢いたい夜は、涙星に君を想うから。




この星屑の中、

誰にも見えない小さな光を



見つけてくれた君へ。



君に出逢えてよかった。



最後にもう一度、この景色が見られてよかった。



掴んだこの手を離して



君だけは生きて



その笑顔を失わないで。



君だけはどうか、



この世界で

誰よりも幸せでいて……。





――それが、あたしの最後の願いでした。
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