逢いたい夜は、涙星に君を想うから。
☆琉生side☆
――――――……
それから咲下は、俺の部屋で一緒に暮らし始めた。
彼女もペンションの仕事を手伝ってくれている。
掃除や、庭の手入れなどを中心に、
時々、翔さんの料理の手伝いなんかもしている。
夕食の時間など、ペンションに宿泊に来たお客さんの話を聞いているときの彼女の表情は穏やかだった。
彼女は、少しずつ以前のような笑顔を取り戻している。
だけど俺は、そんな彼女を見て安心していたわけではなかった。
彼女はいまも心の中に
俺の知らない“何か”を抱えたままだ。