僕の死に方
 次は、どんな計画を立てようか。
 どうやって死のうか。
 帰途に着きながら、それだけを考えていた。

 そんなことにばかり、ずっと気を取られていたから――

 僕は、自分に近づいてくる不審な男に、隣に立たれるまで気付くことが出来なかった。
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