クリスティアナ
どうしてこんなことするんだ!?


クリスは心の中で泣き叫んでいた。



おかしい!こんなのおかしい!



キースが怖いと感じた。



それなのに身体の中は熱くなりキスをしていたい気持ちが見え隠れする。



なんなんだよ!



「お前は女なんだ 認めろ」


突然キスを止めて瞳が絡み合う。



「ぃ、嫌だ」



俺は男として育ったんだ!今更女になれない!



キースは再び顔を沈め、華奢な首筋を強く吸った。



「あっ!」



思わず声が漏れる。



ぞくぞくとした不思議な感覚。



「男はこんなに柔らかい唇はしていないし――」



言葉を切ると唇を首筋からだんだんと鎖骨に移動していき、胸の膨らみにたどり着く。



いつの間にか外された胸のリボン。



キースはいつもと勝手が違うが、嫌がる相手を手なずけるのも楽しいと感じていた。



「可愛い胸もない」



小ぶりだが柔らかい胸に舌を這わせる。



胸に唇が触れてクリスは我に返ったように暴れはじめた。



「離せっ!離せよっ!」



逃げようとしてもキースはびくともしない。



構わずに胸を愛撫していく。



「離せっ!やめろっ!」



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