いつも隣にイケメン君
「好きだよ…。私、もしかしたら、初めて会った時から好きだったのかもしれない。」
恥ずかしくて、
私を見つめる梓と目を合わせることができなかった。
「寿花、ほんとに?」
少し不安そうな声で聞く梓。
「ほんとだよ。私、梓が好き。」
次は勇気を出して目を合わせた。
すると、肩をぐいっと持って行かれ、
私は梓の胸にすぽっと収まった。
わわわっ!
ち、近い…。
私の心臓の音、梓に聞こえちゃうんじゃないかな…?
あれ?
ちょっと待って。
私のものすごく近くで、
もう一つ、大きな心臓の音が聞こえる。
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