black rose
美味しく出来たかはちょっと不安だが
皆、全部を食べてくれた。
作った私達は、大満足。
今は、お皿洗い中。
「ね、美音?」
「な~に?」
「この頃さ、よく笑うように
なったね。」
「えっ?
そうかな…。」
うん、そうだよ~と、嬉しそうに
笑いながら麗紗が言う。
「本当の居場所、見つけれたみたいだね。」
「うん。皆に感謝だよ。」
私は笑った。
すると、麗紗も笑いだした。
私達はしばし笑ったままだった。