Tears in Heaven~天国へぼくの涙を~
アズミの母親は、一息ついてから言った。


「失礼ですが、行徳さんは、うちの娘とお付き合いされていたのでしょうか」


「……はい。いま、しています」


ぼくの緊張は、頂点にたかまっていた。


「そうですか。…じつは、
アズミは6日まえの深夜、亡くなりました」


「えっ?…………」



その後、ぼくは、自分がなにを言ったのか、よく覚えていない。


ただ、

「どうしてですか?」「ほんとうに?」

をバカみたいに繰り返していたように思う。
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