小さな恋【完結】
【大すきなおねえちゃん】


子供らしい字で書かれたその文字を見た瞬間、思わず涙が溢れた。


「……お姉ちゃん?何で泣いてるの?唯の絵、気に入らなかった?」


「違うよ。すごく上手に書けてる。本当に……本当にありがとう!」


心配そうな唯ちゃんの小さな体をギュッと抱きしめる。



「お姉ちゃん、また唯と遊んでくれる?」


「うん。また絶対遊ぼう……!」


「唯……お姉ちゃんが大好きだよ。唯のお話いっぱい聞いてくれた優しいお姉ちゃんが……――」

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