小さな恋【完結】
one year

春夏秋冬


大知がこの街を去ってから半年が経った。


変わったことといえば、一年生から二年生になったことくらい。


一哉とケンちゃんは地元の大学に進んで、未だに仲良くやっているらしい。


もちろん、りっちゃんとケンちゃんの関係も相変わらず。


卒業式の日、一哉と久しぶりに顔を合わせた。


「卒業おめでとう」


あたしが微笑むと、一哉は「ありがとう」と少し照れくさそうに笑った。


マイコさんの話をする一哉はとても幸せそうで。


あたしはその幸せをほんのちょぴりおすそ分けさせてもらって元気を出した。



みんな少しづつ、自分の道を歩き出した……――。

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