【短編】私の執事は彼氏様!?

消えない孤独



私はその日、ひとまずそこで休む事になった。


「光、私は元気よ。だから、探しに行きましょ」


そう言ったのに、光は


「ふ~ん、そうなんだ。じゃあ、おやすみ」


そう言って、私を部屋において別の部屋に行ってしまった。


「ハァ~……」


輝……何で、逃げちゃったんだろ?
私の事嫌いになちゃったのかな?
それとも、ただ避けてるだけ??
嫌いになって欲しくない…………。
けど、あんな事言ったんだもん……


「嫌いになるよね…………」


私はその部屋に置かれたシンプルなソファーによこになった。
すると…………


「……輝の匂いがする…………」


輝、ここで寝てたんだ……。
って言うか、光がわざとここにしたんだろうな……私を……。
でも、落ち着く……。


「……て、る…会いたい、よぉ…………」


落ち着いたら、涙が出てきた。


私は辺りを見てみた。
すると、もうだんだん暗くなっていた。


「輝、輝! 暗くなる……暗くなちゃうよ! 寝るまで一緒にいてくれなきゃ、寝れないよぉ! 暗いの嫌い!! 嫌だ!!」


私は叫びながら泣く。
すると、部屋に光が入ってきた。
そして、わたしにちかづいてくる。


「大丈ぶ「来ないで!!!!」


私はなぜかそう叫んでいた。

< 25 / 34 >

この作品をシェア

pagetop