【短編】私の執事は彼氏様!?
☆第三話★

再会……



朝になった。


私は外に出て海の方へ向かう。


海……綺麗だな~。
輝と、二人でみたかったな……。


そう思うと悲しくなってきた。


「……探しにいかなきゃ!」


私の足は思いついたと同時に動き出した。


「おい!」


「……光…………」


光に見つかってしまった。


「一人で行くのか?」
「……関係、ないでしょ……」


光がため息をつく。


「俺が一緒だとね、車っていう快適な乗り物がついてくるんだよ?」
「じゃあ、早く行こ」


私は即答した。


そっか。
光は車に乗れるんだ。


私は輝の後ろをついて歩く。


で、車に乗り込んで出発した。


「どこ行くの?」
「結構前に買った親達の家」
「そこに、輝はいるの?」
「確実じゃないけど、多分一番確率高い」
「ふぅん」


私はドンドン変わって行く景色をみながら、輝の笑顔を思い浮かべていた。

< 29 / 34 >

この作品をシェア

pagetop