君、依存




 「…那香………。」




 「………っ」

 



 愛しい 愛しい珪が居た

 たった数メートルの距離は
 果てしなく遠く感じる

 泣きながら立ちすくむ私に
 珪は走り寄って
 優しく抱き締めた




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