ワガママ彼女はオレの妹!?
「・・・返事は?」
テルは指輪をつけた私の手を取ったまま、意地悪な笑みを浮かべる。
「・・・・なによ、今さら。」
嬉しさと照れくささと・・やり切れなさで、テルの顔から視線を逸らす私。
私にとってのこの数年間は、そんな簡単に片付けられるモノではない。
現実はあまりにも重くて・・
罪を背負って生きていくことは苦しいほど私の心を締め付けて・・・。
・・・分かってる。
私が苦しむのは当然で・・・
そこから逃れたいと思うなんて傲慢もいいとこだって・・・。
でも・・・
それでも・・・・
私は・・テルを待ってたの・・・・。
待ってたのよ!!
私はぐっと唇を噛みしめる。