【完】笑顔
「祐ちゃんなんでッ!?」
瑞姫は顔を真っ赤にしていた。
『いや…。』
俺もしどろもどろ。
「ずっと好きだったんだろ?良かったじゃん?」
「えッ!?」
『な、尚人!?』
お前何言い出すんだよッ!
「ほら。瑞姫チャンに言うことあんだろ?」
そう言って尚人は俺の背中を押す。
『えっと。…俺も瑞姫が好きだよ。』
「ホ、ホント!?」
『ホントだよ。』
「やっと両想いになったか〜!」
そう尚人が呟いた。
「『え?』」
「俺が、瑞姫チャンに告るって言えば、お前が焦ると思ってさ。」
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