ハツコイ

お嬢様

お嬢様の名前は遥サンだそうです。
とてもかわいらしいお名前でした。
というと私は、A240という、いかにもロボットらしい名前でした。
旦那さまが付けてくれるのだと期待していましたがまだお話はしていません。
そんな時旦那さまが来ました。







「やあ、A240。お前の名前はこれから桜だ。」
私は驚きました。








そんなかわいらしいお名前ではなくて良かったからです。









「な、何故そのようなお名前に???」








旦那さまは笑いながら私に言いました。






『桜の咲いている中で産まれたからだ。』









私は嬉しかったです。









そんなコトでこんなかわいらしいお名前を頂けたコトは光栄だったからです。








私が旦那さまと話しているところをお嬢様に見られてしまっていました。









そしてお嬢様は不機嫌そうな顔をして
「ごきげんよう。A240。」











そう落ち着いた顔で言いました。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

雨桜

総文字数/1,192

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あたしは病弱だ。 彼女は明るくて元気だ。 彼はあたしたちとは掛け離れた存在だ。 あたしたちは出会った。 この雨のように降り注ぐ桜の下で。
I am a saxphone

総文字数/813

青春・友情2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私は知らなかった 何も知らなかった。 教えてくれた 大切なこと
君が執事で、僕は姫。

総文字数/6,184

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
アタシは昔っから喧嘩だけは強くて男子よりもはるかに強かった。 そんなことで小浦家にみとめられてアタシは‘小浦姫子, という子の執事になった。 アタシは思わぬ事を目撃してしまったのだ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop