こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「恭どうしたの?」

「あぁ~、何か空居なくなったって」

「は?空が?」

空を知っている谷と小鳥遊が驚いている。

「俺探してくるわ。」

「俺達も行くよ。な、小鳥遊。」

「もちろん。」

状況が理解出来ていない鈴たちはポカン顔をしている。

「妹居なくなったらしいから探してくるわ。」

「え?大丈夫なの?」

「ん。多分そのへんにいると思うし。」

いくら行動力があろうと小2だしな。

「…写真、ある?」

「写真?あるけど…。」

写メがあったはずだ。

「こいつ。」

「…送って。」

「あ?」

なぜ?

「…顔がわかれば協力できる。ね?」

鈴たちに小首をかしげて同意を求める千鶴。

「そうね。送りなさい!」

「赤外線、出せ。」

アドレス知らねぇしな。

赤外線で送り終える。

「じゃ、俺は探しに言って来る。」

「見つけたら連絡取りましょう。恭、アドレス寄越しなさい。」

さっさと行きたいが仕方あるまい。

再度鈴と赤外線通信してこんどこそ走りだした。
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