こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「注文通りの物買ってこい。」

「早くしなさいよね!」

「早くしないと…いろいろ恥ずかしい思いさせるよ?」

にっこりといい笑顔を浮かべて小鳥遊が谷に言い聞かせる。

「ひぃぃぃぃ。行ってきます!」

愛すべきバカを思い浮かばせる悲鳴を上げて谷は走っていった。

「あ…谷に免除のこと話すの忘れてたな。」

「帰ってきたらでいいでしょ。」

すぐさま反応する魔王。

怒っていらっしゃる…

*魔王ご乱心中*って貼っておく必要があるんじゃないか?

「カラオケ行きたいわ。」

「僕も行きたいな。」

すぐさま食いつく魔王。

こいつ歌うの大好きだからな。

「さすがに学校を抜け出すのはまずいだろ。」

「だね。」

「…PCがあるからニコ○ラで。」

「それでいっか。」

「じゃあ準備しましょう!」

ノリノリで始まるカラオケ大会。

「他のクラスに響かねぇか?」

「ちゃんと防音よ。」

「すげ。」

侮れないな。
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