Lovers
「…空?聞いて…?」
空は腕を離すと、
私の前に立った
空は恥ずかしがりやなのかな?
顔が真っ赤だ…
そんな空の顔を
真っ直ぐ見つめながら
私は話しだす
「私はさぁ、先生が好きなの知ってるでしょ?まだ好きな訳で…だから…」
「そんな実らん恋しておもろいんけ?そんなん…俺が忘れさせたるやん…!」
空は私の目を見つめる
その表情はすごく真剣で、
本気なんだと感じる
「もうアイツなんか忘れろや…」
大きな体に抱きしめられ、
私は……
彼を…
彼だけを愛していこうって…
決意した