地味男子
「な、澤田すっげぇ可愛くね?」

「だよな!!」


 あちこちでこんな会話がされてるなんてこと知るよしもない柴乃。




「仕方ないよぉ!! 柴乃と花のぉメイクの種類全然違うんだから!!」

「そうだよね…。」



 仕方なくスッピンで過ごすこととなる一日。




「おはよ…潤君…。」


 上を向けないあたしは下を向きながら潤君に挨拶をした。

「はよ。 気分悪い?」

「ううん。 平気だよ。」




 少しだけ話をすると席についた。


 …あ…そういえば蒼井…どうしようかな…?



 何もしてこないよね?



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