初恋
13
冬休み最終日



あれから先輩の家にお礼を持って行ったけれど、先輩は何もなかったように接してくれた


嬉しいのか 悲しいのか自分でも分からない




また学校が始まる


障害者

キモい

死ね



またそんな事の繰り返し

慣れれるもんじゃない


そんなに強くはなれなかった



中学生は一番そういうのが好きな時期だと、いつしか誰かが言った



仕方ない


生まれてきた私が悪い



暗い方に考えるしか、手段はなかった




ずーっと、ずーっと、独りぼっちで生きていくのだろうか



先の事を考えたくはなかった
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