君とニャンにゃん☆



俺は先程とは違う気持ちと面持ちで

自分の家なのに遠くて孤立した部屋へ






「幸人さんご飯は??」

優しい仲居さんが声をかけてくれた


「友達と食べて来た」

俺はそれだけ残して階段を上がった






部屋までの廊下は冷えきっている

慣れていた筈だけど
なかなか今日の俺には応える





……今頃、優は何を




< 73 / 137 >

この作品をシェア

pagetop