キミに届け




――――――――・・・



「いいよ」



そう言って笑うのは気前良さそうな店長。



あまりにもスンナリと受け入れてくれたもんだから、嘘なんかじゃないかと少し疑ってしまったほどだ。



「2人共よく働いてくれそうだし、人数少なくて困ってたところだったのよ」



そう笑う店長はとても明るい人のイメージを持たせた。


笑顔がとても優しくて、初めてで緊張していたはずなのにいつの間にか肩の力が抜けていた。



「じゃあ明日から…って言いたいところなんだけど、人数少ないから今日からでも大丈夫かしら?」



その言葉にあたしは冴子を目を合わせる。



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