夢でいいから(仮)

華耶

「ちょっと、潤乃。いまから家、行くよ。」







「えっ!?あ、うん。」








そうして、私は華耶の家に連れてこられた...








ずいぶん立派なマンション...






「おじゃましまーす...」









「さ、あがってあがってぇー」







華耶は、正直、今どんなテンションだかわかんない...







わざと、無理してるんかなぁ...






目の前に、1つの写真。かわいらしい女の人...


18歳くらいかな...


きっと、まだ成人ぢゃぁないな...





誰だろう...








「...あ、お茶だすね。」







「ありがとう。」











可愛いマグカップに、紅茶をだしてくれた。






私が一口飲むと...






「さ...さっきの話の、続き...ね」






「う、うん...」






華耶は、スーハー...と深い深呼吸をすると、




さっきよりも、暗い顔をして話し始めた。






「あのね、さっき友くんが言ってた、いとこの優奈ねぇのことだけど...」






華耶は、優奈さんのことを優奈ねぇと呼んでいる。





「実は、2年前死んじゃったんだ......」





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