迷える子羊×不器用男子

揺れる想い



「ヨリ戻したの?」

真剣な顔で聞いてくる逢坂。
いつのまにか顔が近づいてくる。
こんなの逢坂らしくないッ!!

『顔近いよッ!!//』
「俺の質問に答えろよ」

吸い込まれそう瞳であたしをみる逢坂。

『き・・・昨日からっ//・・・』

あたしが答えると
何事も無かったようにケガした所を丁寧に手当てしてくれた。

「悪かったな」
『何が??』
「顕微鏡持たせて・・・」
『えっ!!?』

正直、そんなこと言うとは思わなかった。

『あっ、逢坂は悪くないよぉ?』


―――ガラッ―――

「真柚!大丈夫か!?」
『あ。健吾・・・。大丈夫だよ。逢坂が手当てしてくれた♪』
「ぁそ」

「じゃ俺は理科室に戻っから」

逢坂は少し寂しそうな顔をして保健室を出た。


保健室には健吾とあたしだけ・・・。

「なぁ」
『ん??』
「キスしてもい?」
『え!?人来たらどうするの??!』
「だって真柚が可愛いーからさ♪」

けど逢坂の顔がよぎって、する気になれない。



・・・なに?この気持ち・・・


< 10 / 25 >

この作品をシェア

pagetop