君だけしか映らない


――そして土曜の夜。



「疲れた〜…」



バフッと勢いよく笑美はベッドに倒れ込んだ。



ただでさえ休みでお客さんが多いのに、今日に限って用事があると何人かのスタッフが休んだのだ。



その為朝から動きっぱなしで、家に着いた途端疲れがドッと出た。



「ヤバい…このままじゃ寝ちゃいそう…。お風呂入ってこよう…」



ダルい体を起こして笑美はお風呂場に向かった。



そしてお風呂から上がると軽く夕飯を食べ、再び自分の部屋に戻った。



「ふぁ〜眠い…」



こんなに疲れたのは久々だ。明日は日曜だし、ゆっくりしよう…。



そのまま笑美はベッドに入り、すぐに眠りについた。


――この時、



カバンの中でマナーモードにしている携帯の着信が鳴ってることに、笑美は全く気付かなかった。



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