君だけしか映らない
やっぱり佐伯くんってモテるんだな…。



今日は私服姿なのがまたより一層、佐伯悠哉の格好良さを引き立ててる。



それに比べて自分は…



ジーンズとパーカーというオシャレとは程遠い格好だった。




そう思いながら伏し目がちに佐伯悠哉の方を見ると…


(…!!)



佐伯悠哉と目が合った。


そのまま佐伯悠哉は無言で笑美の方に向かってきた。



「荒川…お前なんで昨日電話に出なかった?」



(うっ…!やっぱ怒ってる…!!)



「ご、ごめんなさい!…昨日バイトから帰ってきたら疲れてすぐに寝ちゃって…。電話があったのに気付いたのも朝起きてからだったの…。」



「………。」




ここ何日か全く話してなかったせいか、変に緊張してしまう。



「……良かった。」



「えっ…?」



思いもよらない言葉に笑美は俯いていた顔を上げた。


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