あたしの恋

こくはく



夕飯も終わり
花火の時間が始まる。


あたしに近寄る優夜を
かずきが止めた。


なにか話してるのが
かすかに聞こえる。


花火を手渡すかずきに
優夜が笑いかける。


それだけで胸が
ズキンと痛みだした。


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