あたしの恋

おとこ



「ここだよ」


一軒家の前で
いきなり止まる。


「どーぞ‥」


「‥おじゃまします」


ぎこちない歩き方に
なるあたしを笑う。


「おかえりー」


そう言ってお母さんが
奥の部屋から出てきた。


< 212 / 283 >

この作品をシェア

pagetop