恋愛温度、上昇中!

その日の夜、早速新橋さんからの着信が鳴った。

「実は、日曜日の夜、取引先の社長の創立記念パーティに呼ばれてるんだけど一緒にどうかな?」

創立記念?関係ない祥子が行っていいものなのかな?

「パートナー同伴なんだ」

新橋さんが私の思考を読むように続けた。

「伝えておきます」


祥子なイベントコンパニオンのバイトをしていたことが大丈夫だろう。私の返事に、一瞬新橋さんは間をあけた。

「…良かったら、高見さんも一緒にきて欲しいんだけど」


え、いや、無理です。というか、新橋さん?女2人連れて行くなんてさすがに王子は違う。
なんて僅かな沈黙に、祥子のドレスの裾を引きずる召使い役の自分まで想像してしまった。


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