恋愛温度、上昇中!


「……彰俊は、結婚は?いつ?」


あたしは、見透かされそうな胸の内にベールを張って話題を変える。

「来年、春になると思う」

その曖昧な答えに違和感。

「思う、ってまだ決まってないの?」

「んー…、決まってないというか、結婚自体まだあやふやだから」


彰俊はさらりと言ったけど、それは結構な爆弾発言だと思う。

「どういう事?」

「話せば長いからいいや」

「そう」



この流れで聞かない方がおかしいのか。ただあたしは彰俊と恋人の事情に関わりたい訳じゃない。彰俊だって望んでない。だから、あたしもそれ以上は聞かない。
心を許してない訳じゃない、そうゆうんじゃなくて、いつだって、あたしと彰俊の間にはそんな距離がある。


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