恋愛温度、上昇中!


あたしは、関谷に、抱き締められて、もうその腕を振り解くなんて出来なくて、子供みたいに泣いた。


もう、いい。



「なぁ」



だって、あんたに





「別に、可愛くなくてもいーんだよ、おまえは」




適う気が全然しないもの。





「俺だけ知ってればいい」







そう言って不敵に口の端だけ上げて、激しい位、



深く



深く




唇を奪った。





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