【短】ずっと

「流石、実桜。よくわかっていらっしゃる。」


私は、机の上にあった実桜の手を掴んで笑いかけた。

実桜はすぐに握り返してくれて、


「当たり前でしょ。

てか、あのオヤジムカツク。
私の花恋を苛めて。
あ、海ありがと。

花恋を助けてくれて。」


「いつから、お前の花恋だよ。
まぢ、ウケる。
お、まぁいいけど、ちょっと俺トイレ。

あとは2人でごゆっくり。」

海はそう言って渉とトイレに行ってしまった。


< 42 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop