─侵食─悪魔のような男
劉兒は嬉しそうに目を閉じた。
ユウリは思い切り背伸びをすると、チュッと劉兒の唇に触れるだけのキスをした。
そっと目を開きユウリの様子を伺うと、真っ赤な顔して俯いていた。
ユウリの顎に手をやりくいっと顔を上げさせる。
「ふっ…可愛いよユウリ…」
劉兒はゆっくりと、ユウリに顔を近づけて、そっと唇を塞いだ。
「…んっ…ふっ…りゅ…うじっ…」
息苦しさに開いた唇の間に、舌を滑り込ませる。