─侵食─悪魔のような男

「ふぅー…しょうがないよ…あの人のモノなんだから…ねっユウリ」



小さく息を吐き出してユウリは鏡の中の自分に言い聞かせた。



部屋を出ようとしてバスルームの扉が閉まる音が聞こえた。



劉兒もシャワーを浴びるのか…



ユウリはリビングに行きソファーで微睡んいた。



暫くして劉兒がバスローブを羽織りリビングに入ってきた。



「んーやっぱりユウリは何でも似合うな♪」



上機嫌の劉兒が頭をタオルでふきながら言う。
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