─侵食─悪魔のような男

真理子もまた同じ様に思っていた。



もしかしたら出て行く気ではないのかと…



ユウリが考えて出した答えなら何も言うまい。



黙って送りだしてやるのが一番だから。



真理子はいつも通りユウリに家の事を任せると、畑へと出掛けていった。



「真理子さんありがとう…」



ユウリは真理子の気持ちが嬉しかった。



真理子は家を出る前に、そっとユウリを抱き締めていた。
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