─侵食─悪魔のような男

「ははっ…そんなに必死にならなくてもいいよ?彼氏じゃないのはわかったから」



優しい微笑みの下に悪魔が潜んでいた。



必死になる程隠したい男なのか?



いや…そうでもそうじゃなくても、やはり自分以外の男とユウリが親しくしているのは許せない。



ユウリに柔らかい笑顔を向ける、その顔は悪魔の微笑みだった…



「あのっ…今日は本当にありがとう御座いました」



「気にしないで…なんなら毎日でも送ってあげるよ」



「えっ?毎日なんてそんなこと…」
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