─侵食─悪魔のような男
「あ…たし…あなたを…信じてもいいの…」
劉兒はそっと手錠を外し、赤くなったユウリの手首を撫でた。
「信じろ俺を!」
劉兒は、ぐいっとユウリの身体を引き寄せ抱き締めた。
「ふえっ…1人ぼっちは嫌なの…1人にしないでぇ…ひっく…うわぁ」
ぎゅっと抱き締める劉兒の腕の温かさに安堵して、ユウリは子供のように泣きじゃくる。
その容姿からみな彼女を大人扱いしていた。
しかし彼女もまだ、少女で有ることに間違いないのだ。
大人びてみせる為、期待を裏切らない為背伸びするのも正直疲れていた。