─侵食─悪魔のような男
「そんな事より劉兒さんとはどうなのよ…」
「どうって…上手くいってると思う……///」
ぽうっと頬を赤らめるユウリを見て、咲まで顔を赤くした。
「ちょっ…何思い出して赤くなってんのよっ…///」
「やだぁ…もうっ咲ったら!」
バシンとユウリに背中を叩かれ咲は「痛いよぉ」と顔を歪めた。
「ごっ…ごめん…ってあたしトイレいってくるっ」
頬を軽く押さえながら、ユウリは小走りで教室を出ていった。