─侵食─悪魔のような男

そして口づけを交わすと抱き合って眠る。



あの悪魔のような男が、ただそれだけで幸福を感じていた。



深いキスはしても、それ以上は何もしない劉兒を、ユウリは不思議に思っていた。



あんなに激しく抱いていたのに我慢しているのでは?



劉兒はユウリに嫌な思いをさせて以来、気を使っている所も少しはあった。



無理やりしてまた居なくなったら…そう思うと中々進めないでいた。



ただ…夜中にこっそりユウリの身体を弄っているのは秘密である。
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