─侵食─悪魔のような男

「ごちそうさまでした…すごく美味しかったです♪」



「そう?それはよかった…」



暫く沈黙が続き、痺れを切らしたユウリは、自分から麗子に問うことにした。



「あのっ…お話って劉兒さんとの事…です…よね…?」



どうしたんだろう…目蓋が重い。



急激に睡魔に襲われたユウリ。



「劉兒との事っていうより…アナタ自身の事かしら…ふふっ…本当に綺麗な娘…」



「あ…た…し…?」



いつの間にか、隣に座っていた麗子に頬を撫でられ、ユウリはそこで意識を手放した。



「劉兒には勿体無いもの…」
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