─侵食─悪魔のような男

運転手の存在を忘れて2人は甘く絡み合う。



「愛してるよユウリ」



耳元で囁いては降り注がれるキスの嵐に、ユウリもうっとりと艶っぽい瞳で劉兒を見つめる。



「好き…大好き」



「ふっ…そんなの知ってる」



そしてまた交わされる甘い甘い口づけ…ホテルに着くまで見つめあっては唇を重ねていた。



運転手も呆れる程の熱く甘い抱擁。



オーシャンビューのヴィラタイプの部屋に辿り着き、劉兒はユウリを窓辺へと誘う。



「おいで…」



ドレス姿のユウリは、引き寄せられるように劉兒のもとへと歩み寄る。
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