─侵食─悪魔のような男

劉兒はあんな大きな会社の社長だ。



女なんてはいて捨てるくらいいるに決まっている。



どうせ自分の事も暇つぶしか、直ぐに飽きるだろう…



深くのめり込んだりしなければ大丈夫だ。



だがこの考えは間違っていた事に、後々になって気づくことになる。



「わかりました…」



ユウリはそう返事をした。



「君はもう俺の物だから…離しはしないよ」



甘く耳元で囁くとチュッと首筋に口づけた。
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