─侵食─悪魔のような男

暫くして劉兒が寝室へと戻ってきた。



「ユウリ気分はどう?君もシャワー浴びてきなよ…なんならお湯ためるけど?」



「シャワーでいい…」



ユウリはするりとベッドから降りると、扉の方へ進んだ。



「おいで…案内するから…あぁ制服がシワになっちゃったね…」



ユウリは、自分が制服のままだというのも忘れていた。



「あっ…着替!」



「大丈夫だよ…用意してあるから」



劉兒はにっこりと微笑むと、浴室の扉を開けた。
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