─侵食─悪魔のような男
一也に見張らせて報告をうける…
いや…実際ユウリを監視する者は他にもいるのだ。
自分の物になってからは、監視の目を増やした。
ユウリが知ったら人間不信に陥りそうだな…
「ふっ…それもいいかもな」
俺だけを頼ればいい…お前にはもう俺だけなんだから。
校門にの前に止めた高級車の中で、ユウリを待ちながら怪しく笑う劉兒。
─その頃ユウリは上履きを履き替えながら、ぶるっと身体を震わしていた。